ブラック施設の見極め方
ブラック施設とは
介護職未経験の人にとっては、介護業界はブラックな環境で働く人が多いという印象が強いのではないでしょうか。確かに昔は過酷な労働環境で働かせる介護施設も多くそれが問題にもなりましたが、現在はその数もずいぶん減ってきています。とはいえ、いまだにブラック施設と呼ばれるような離職率の高い職場が存在するのは確かです。そこで、そのような施設で働くようなことにならないよう、見極め方を知っておきましょう。
まず、ブラック施設と呼ばれる介護施設の特徴を挙げるとすれば、「仕事量に対して給与が低い」「残業代が出ない」「将来性がない」「常に人手不足」「職員の教育体制が整っていない」「職場が不衛生」「将来性がない」などがあります。このような職場では当然働き続けることはできません。では、このような劣悪な環境の職場を避けるためには、具体的にどのようにして見極めれば良いのでしょうか。
ここをチェックしよう
仕事を探す際に確認する求人情報の中で必ずチェックしておきたいポイントが何点かあります。まず、給与に関する部分で、他の求人と比べて低くないかをみてみましょう。言われなくとも確認する点だとは思いますが、忘れがちなのが昇給やボーナスの有無です。月給だけに注目しないようにしてください。そして、年間休日の数も大切です。一見他より給与が良くみえても、実際はほとんど休みがなく割に合っていないという場合もあります。そして、いつみても同じ介護施設の求人が出ている場合は要注意です。常に人材不足で辞めていく人も多いという可能性が高いからです。
それ以外だと、職場の人間関係も重要になってきます。転職を考えている人の中には人間関係は気にしないという人も多いかもしれませんが、介護職に関してはチームで働くため、人間関係が悪ければ直接業務に影響が出てきてしまいます。連携が取れていない職場だと結局スムーズに仕事ができなくなり、無駄な残業などが発生してしまう可能性があります。求人情報をみただけでは人間関係はわかりませんので、見極めるためには事前の施設見学が必要になってきます。その際にチェックしておきたいのが、「上司と部下のやりとり」「休憩所やトイレなどが汚くないか」です。上司と部下のコミュニケーションが少なくピリピリしている印象を持ったなら要注意です。自分が働くことになった場合もそのような雰囲気になる可能性が高いからです。また、意識の低い職員が多い職場は休憩所などのスペースが汚くなりがちなので、これらの点は必ずチェックしておきましょう。