ハローワークの種類
実はこれだけの種類がある
ハローワークにはいくつかの種類があることをご存知でしょうか?仕事を探している人の事情は様々なため、利用者の事情にできるだけ合ったサービスを提供できるよう、一般的なハローワーク以外にもいくつかの種類が存在しています。具体的に挙げていくと、まずは34歳以下の若者向けに仕事探しのサポートを行う「ヤングハローワーク」、次に40歳以上で管理職や技術職、専門職などに就いていた方が利用可能な「人材銀行」、そしてフルタイムではなくパートタイム勤務を希望する方に向けた主に女性や高齢者の利用者が多い「パートバンク」、さらに職業訓練施設であり厚生労働省所管の独立法人雇用・能力開発機構が運営している「ポリテクセンター」などがあります。
またもう一つ、現在注目が集まっているハローワークとして、子育てをしている女性に向けた「マザーズハローワーク」というものがあります。近年では女性の社会進出が活発になってきており、子どもを育てながら社会で働くことを希望する女性も増えてきました。しかし実際問題、子育てをしながら働くというのは非常に大変で、働く時間にも制約があるためなかなか仕事が見つからないという実情があります。そのような中で、子どものいる女性向けの求人を扱っているマザーズハローワークの存在価値は非常に高まっています。通常のハローワークに行くにしても、子どもをその間どこかに預けておかなければならないという問題があります。その点マザーズハローワークなら子ども連れで訪れることができるため、仕事探しの段階からつまずくことがありません。
どうやって探す?
自分の住む地域で最寄りのハローワークを調べる際にはインターネットを利用して公式サイトにアクセスしましょう。上記で紹介した施設の他にもハローワークの出先機関として「学生職業センター・学生等職業相談窓口」や「就農等支援コーナー」「農林業就職相談コーナー」などがあります。これらは各都道府県に1か所ずつしか設置されていませんが、特定の仕事に絞って転職をしたい場合はこのような施設のほうが良いかもしれません。実際にインターネット上で調べられるのは施設の住所や営業時間、連絡先くらいのものなので、実際のサービスや雰囲気などは足を運んでみなければ分からない点も多いでしょう。
このように通常のハローワーク以外にもいくつかの種類があるため、自身の状況や目的に合った施設を選ぶようにしましょう。その選択さえ間違えなければ、より効率的で効果的な転職活動が可能になるはずです。